本格そばの楽しみ方そば豆知識
普段何気なく食べている
知ってるようで知らないそばの常識。
ちょっと知ってるだけで、
そばが美味しくなるかもしれない。
そんな「そば豆知識」です。
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1.
なぜ、新潟のそばは美味しいのか?
美味しいというのは、人それぞれ感じる食感が違います。ただ新潟のそばは、海の幸、山の幸をつなぎに使用するため、つるつるしこしこな蕎麦となり食べやすく、やみつきになります。
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2.
へぎそばの「へぎ」とは?
新潟県の南西部では、古くから「へぎそば」を食してきました。
”へぎ”とは、杉板で出来た四角い箱状(35cm×45cmの大きさ)の入れ物のことです。そのへぎの箱に、食べやすいように丸く一口サイズに盛ったものが”へぎそば”です。ただ、へぎそばには、その形状だけでなく、原材料にも大きな特徴があります。それは、そばのつなぎに”海藻”(ふのり)を使用することです。 -
3.
なぜ、そばはせいろに盛られているのか?
せいろは、蒸し物料理に使う蒸籠(せいろう)をそばを盛る器に転用したものです。[せいろう]が省略されて[せいろ]になりました。
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4.
「せいろそば」「もりそば」「ざるそば」の違いは?
せいろももりもざるも違いはまったくありません。その店のマーケテイングでメニューの呼び名で決まります。中には刻みのりが乗っているのをざるそばと、いないものを盛りと差別している場合があります。
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5.
なぜ、そばはのびるのか?
ゆでて水にさらされた後は、麺の表面と中心の水分差がなくなり、全体が柔らかくなる現象をのびるといいます。
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6.
なぜ、そば屋は「庵」がつくお店が多いのか?
江戸時代に浅草の称住院というお寺にあった道光庵という庵に由来します。道光庵の評判にあやかって○○庵と名付ける蕎麦屋が増えたのがきっかけと言われています。
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7.
なぜ、大晦日にそばを食べるのか?
そばは、長く伸ばして細く切って作る食べ物なので、細く長くということから縁起をかついで食べるようになりました。
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8.
なぜ、引っ越すとそばを振る舞うのか?
そばに末永く、細く長いつきあいをという意味を込め(縁起かつぎ)、家主や差配、向三軒両隣(むこうさんげんりょうどなり)への挨拶用に配られた事が始まりとも言われています。
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9.
なぜ、そばを食べた後でそば湯を飲むのか?
そばを食べた後でそば湯を飲まないと必ず病気になると[本朝食鑑]に書かれています。そば湯が栄養に富んでいることを経験的に知っていたからでしょう。